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長岡市の歴史

長岡市の歴史

  • 火焔土器
  • 火焔土器

  縄文時代中期を代表する縄文式土器の一種で燃え上がる炎のような形状が特徴の火焔土器が、初めて出土したのは、長岡市の馬高遺跡です。その学史的な意義や造形美から縄文文化の象徴として高く評価されており、平成2年に重要文化財の指定を受けました。

 平成21年放送のNHK大河ドラマで主人公となる戦国武将「直江山城守兼続」は、長岡ゆかりの人物です。平時においては、領民を思い、領地の繁栄に尽力した政治家として、戦乱の世においては、その知略で徳川家康をも恐れさせたという智勇兼備の名将として天下に名声をとどろかせました。


  • 米百俵の群像
  • 米百俵の群像

 激変する幕末には、鳥羽伏見の戦いで始まった戊辰戦争の戦場となり、司馬遼太郎の小説「峠」でも有名な河井継之助を輩出しました。戊辰戦争で焼き尽くされた長岡に三根山藩から送られた百俵の米。時の長岡藩大参事・小林虎三郎は、これを分配せずに売却した資金を基に国漢学校の整備に充てたという。
「まちとは、人が興すもの。まちづくりは、人づくりから始まるのだ。」
この思想は、現在も「米百俵の精神」として長岡に深く根付いております。

 一方、工業都市としての歩みに目を向けると、明治の中ごろに長岡市の東部に位置する東山連峰で石油が発掘されます。長岡の工業は、この油田開発を契機とした石油掘削機械関連に端を発し、近年は、工作機械で培われた鉄工や鋳物を始めとした基盤技術に加え、電子部品や精密機械関連等で世界をリードする企業も集積し、新潟県内随一の機械工業群を形成しています。



フライス盤(左)と鋳物(上) フライス盤(上)と鋳物(下)

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北部工業地帯 長岡の工業都市化への第一歩

長岡の機械工業は、明治の中ごろ東山油田の開発を契機として、原油の輸送、掘削関係の機械類及びさく井機械の製造業が発達しました。その後、昭和10年、都市計画によって、城岡・蔵王地区に約33万平米の工業団地を造成。昭和15・16年ごろまでには、精密測定機をはじめ、各種機械工場及び鋳造企業が進出し、今日の北部工業地帯が形成されました。

北部工業地帯

■主な立地企業

エヌエスエレクトロニクス(株)/(株)オーエム製作所 長岡工場 /(株)大原鉄工所/倉敷機械(株)/石油資源開発/(株) 長岡鉱業所/(株)ツガミ 長岡工場/ ニイガタ・ローディング・システムズ(株) 長岡工場/日本精機(株) /北越製紙(株) 長岡工場/北越メタル(株) /三菱マテリアルテクノ(株) 長岡製作所

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